内向型スポーツトレーナーのいろいろ日記

元公務員でスポーツトレーナー。内向型を活かして生きていきたい。

「ペットのおうち」で今の愛犬と出会った話

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みなさんは「ペットのおうち」というサイトをご存知ですか?

 

「ペットのおうち」は、飼えなくなった人・もしくは動物保護団体から、これからペットを飼いたい人を繋いでくれる掲示板のようなサービスです。

 

 

 

 

今の愛犬は「ペットのおうち」経由で引き取りました

 

3年ちょっと前の2016年1月、ちょうど犬を家族として迎えたいと具体的に考え始めていた時期に、「ペットのおうち」で今の愛犬を見つけました。

 

飼い主のプロフィールや、飼育ができなくなった経緯、募集条件などを確認し、これは早めに引き取り希望の連絡をしようと思いました。

 

それは、譲渡可能な条件がとても広く、「誰でもいい」状態になっていたからです。

 

具体的に言うと、動物保護団体が飼い主を募集している場合の多くは、「単身者不可」「高齢者不可」「同棲中のカップル不可」など、いくつかの条件が設定されているのが普通です。

 

ところが今の愛犬は、動物保護団体から募集が出されているのではなく、一般家庭からの募集なので、それらの条件が一切なく、文字通り「もらってくれるなら誰でもいい」状態でした。

 

これはまずい、この条件ではこの子がどんな人に引き渡されるかわからない

 

そう直感的に思い、夫に事前相談なしに急いで応募シートの記入を始めました。

(犬を飼い始めたいことはもちろん伝えていました)

 

 

動物保護団体でのボランティア経験が生きて引き取り決定

ここで少し話が脱線しますが、私は以前2年間、週に1回動物保護団体でボランティアをしていた時期がありました。

その団体はNPO法人で、ブリーダーやペットショップの廃業、子どもを産まなくなったので捨てる、そういった現場から出された犬と猫を保護して、世話をして新しい飼い主に引き渡す活動を行っていました。

 

その活動の経験から、こういった飼育放棄された犬や猫の精神的ケアはもちろん、ワクチン避妊去勢手術など、必要になるであろう事柄を把握していました。

 

さらには、捨てられた子はこれまで劣悪な環境で育てられているケースが多く、病気を持っていることも少なくありません。

その点も把握していました。

 

また、その動物保護団体での活動を通して、「一度捨てられてしまった子がもう二度と可哀想な思いをしないように」という大前提も、身をもって強く感じていました。

 

そのため私は、「この子を引き取ったからにはどんな病気やその他想定外のことが起きても、最後まで大切に育てる、家族として迎える」覚悟を持っていました。

 

 

「ペットのおうち」から犬を引き取ってみて

動物保護団体でのボランティア経験を生かして、「ペットのおうち」の応募シートを記入し、応募しました。

 

程なくして当時の愛犬の飼い主から連絡があり、

複数人から応募があったが、知識や条件等から私にぜひ引き取って欲しい、との連絡がありました。

 

ボランティア経験や、避妊手術、ワクチンやフィラリアの知識等、こちらできちんと対応することや、引き取った後に何があってもキャンセルしないことなど記入しており、ある程度の自信がありました。

 

引き渡しはいつでもいい、今週末にでもとのことで、早速その週末に県内の元飼い主宅へ引き取りに行きました。

 

 

愛犬は運が良かった

「ペットのおうち」に載っていた犬の中で、今の愛犬は特に虐待されていた訳ではなく、高齢のため散歩に行けないことからもっと可愛がってくれる人へ譲りたい、そういった募集でした。

 

そのため、当時の愛犬の状況は、

  • まだ1歳程度で若い(劣悪な繁殖業者の元に居た子は、子犬が産めなくなるまで繁殖に使われるため平均して7歳以上の子が多いです。)
  • 人への過度な恐怖心はない(虐待されていたり、人間に可愛がられたことがない子は人を怖がります。)
  • 散歩に普通に行ける(劣悪なブリーダー等から飼育放棄された犬は、ずっとゲージから出たことがない子がほとんどなので散歩をしたことがない子が多くいます。)
  • 毛並みも悪くなく平均的(劣悪な飼育環境に居た子は、満足にごはんをもらっていないケースが多く、毛並みが悪くなってしまっている子が多いです。)
  • 病気やケガがなく体調も良好(不衛生な環境で飼育されてた子は、病気やケガをしていたりお腹の調子が悪い子も多くいます。)

 

こういった好条件だったため、先ほど書いた「もらってくれるなら誰でもいい」状態では、応募が殺到してしまいどんな人に引き取られるかわからない、そう思ったのです。

 

こうして愛犬は私の家族になってくれました。

 

以前の飼い主の「高齢で飼えなくなったから手放す」という理由も、それなら最初から飼わなければよかった、といった批判もあると思います。

その意見ももちろんそうですよね。

 

人間の高齢化やペットの高齢化など、多くの問題があります。

そんな中、なるべく多くの犬や猫などのペット達が幸せに過ごせるよう、微力ながらできることを考えていきたいです。