内向型スポーツトレーナーのいろいろ日記

元公務員でスポーツトレーナー。内向型を活かして生きていきたい。

私が公務員を辞めた3つの理由

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私は2018年3月31日付で7年勤めた公務員を退職しました。

公務員としての私の経歴は以下のとおりです。
  • 2011年4月~2014年3月(3年間)国家公務員
  • 2014年4月~2018年3月(4年間)市役所職員

 

私は一旦、国家公務員から地方公務員への転職も経験し、それでも公務員を辞めました。

そんな私が公務員を辞めた大きな理由を3つにまとめました。

 

公務員を辞めようか悩んでいる方、公務員になるか迷っている方など、誰かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

理由①:自分にしかできない仕事がしたかったから

私が公務員を辞めた理由の一つは、「公務員の仕事は自分以外の誰でもできる」仕事だと思ったからです。
 
まぁ当たり前ですよね。
 
2〜5年くらいに一度異動があって、ゼネラリストと呼ばれてるくらいですから。
 
学生時代は、仕事はつまらないくらいで十分、面接が苦手だからある程度筆記試験でふるいにかけてくれる公務員がいい、こういう考えで公務員を目指しました。
 
幸いにも、公務員試験では特に難しいと感じることはなく、受けた試験は筆記も含めて9割方受かりました。
 
なので、希望どおりの職場に就職できたものの、自分の考えが公務員に合ってないことに気付いたのです。
 
私は工夫したい、個性を出したいという気持ちがあったので裁量のほとんどない、マニュアルどおりの公務員の仕事が合いませんでした。
 
また、個人に身につくスキルや経験という観点からは、公務員の仕事は公務員の中でしか生きないと感じ、モチベーション維持が難しくなったのです。
 
 

理由②:公務員として成長したいという気持ちがなかった

公務員を続ける中で、私には公務員としてこうなりたいとか、成長したいと思う気持ちがないことに気付きました。
 
もちろん、失礼ながら公務員の中には仕事で成長とか考えず、最低限の仕事をこなして定時で帰る、ゆっくり仕事して残業代を稼いでる、そんな人もいたのは事実です。
 
ただ、公務員の名誉としてお伝えすると、公務員の中にも公務員の仕事を誇りに誠実に仕事を一生懸命やっている人もたくさんいました。
 
私はそんな中、
 
「このまま志もなく公務員の仕事をつづけたら、給料泥棒になる」
 
と感じました。
 
そんな風に働くくらいなら死んだ方がマシだ、くらいに思っていました。
 
年功序列である程度までは昇進・昇給をさせてもらえます。
 
それなのに、後輩の育成にもモチベーションがない私は、このまま公務員を続けることはできないと思いました。
 
定年まで、30年以上。。
と思うと、気が遠くなりそう、ストレスで死ぬ、何のために生きているのかわからない、そんな感じでした。
 
そうです。辞めるしかなかったんです。
 
 
 

理由③:人生の時間を自分でコントロールしたかったから

いつからか私には、「自分の人生の時間を自分でコントロールしたい」という考えが芽生えてきました。
 
公務員の仕事には、「政治」という大きな力によって左右されることが多くありました。
 
特に国家公務員時代には、国会の状況や議員と地域の政治的つながりによって、資料作成や作り直しが生じ、それに伴うどうにもならない残業が多くありました。
これは業務をいくら見直したり、効率化したりしてもどうにもなるものではありません。
 
民間企業でも、自分の力ではどうにもならないことはたくさんあると思います。
仕事とはそういうものだ、そう言われてしまえばそれまでですが、それでも私は「自分の人生の時間なんだから自分でコントロールしたい」そう強く感じました。
 
市役所勤務でも、首相による急な衆議院解散や、市議会議員の急な思いつきのような行動によって、選挙事務や資料作成などの対応に追われることがありました。
 
公務員になったことで、「政治」をくだらないものと感じ、関心がなくなったのは事実です。
 
 

公務員に向いていない人もいる

公務員は楽、そんなイメージをもつ人も多いと思います。

 

ただ、公務員に向いていない人もたくさんいると思います。

現に私は、「工夫したい、個性を出したい」というタイプだったので、マニュアルどおりにこなすという公務員の仕事が合っていませんでした。

 

そのため、仕事がきつい、残業が多い、人間関係が悪い、そういったいわゆるな悩みがなくても、毎日辛く感じていました。

 

なので、悩みに悩んで辞めて、今は本当にほっとしています。

 

もし、公務員を辞めたいと悩んでいる人がいたら、どうしても解消できないことが理由であれば辞めることもありだと思います。

 

ただ、後悔しないところまで悩み切ることも大事だと個人的に感じています。