国家公務員から地方公務員へ転職した時の話
私は大学卒業後、7年間公務員をしていましたが、正確に言うと国家公務員を3年、地方公務員(市役所職員)として4年勤務しました。
「コネで市役所いったの?」
という質問を受けることがありましたが、私が勤めていた市役所は縁もゆかりもない土地で、かつ、国家公務員だったとはいえ、26歳のただの一職員がコネで市役所に行ける程甘くありません。
普通に公務員試験を受け直しただけです。
国家公務員として勤務しながら、募集要項を確認して申し込みをし、筆記試験、集団面接、集団討論、集団面接を経て、晴れて市役所に転職したのです。
一回大学4年時に公務員試験を受けているとはいえ、3年の空白があったので筆記試験を含めてほぼゼロからのスタートでした。
また、国家公務員として行き詰まりを感じ、精神的に保たないと感じていた時期だったのでこの1年で決めたい、決まらなくても退職しようという気持ちで臨んでいました。
国家公務員から地方公務員に転職しようとしたのは、「公務員が合わないのか、国家公務員の激務が合わないのかわからなかったから」。
それが理由でした。
なので今は、結局市役所も退職してしまいましたが、あの時の転職を無駄だとは思っていません。
国家公務員のように激務でも、市役所のように比較的働きやすい環境でも、私は公務員では生きてはいけないとわかったからです。
公務員から公務員への転職〜面接で聞かれたこと〜
公務員試験を受け直す上で、筆記試験はある程度勉強すればなんとかなりました。
ただ一番心配だったのが面接でした。
現職で国家公務員をやっているのに採用試験を受けている私に対して、どんな質問がくるのか。
また、縁もゆかりもない土地だったのでそれに対しての不安もありました。
そこで私がやったことは、「自分が面接官だったらどんな質問をするか」考えてみることでした。
客観的に自分の経歴を眺め、思い付く質問を書き出しました。
そして、その質問に対してマイナスな印象を持たれないように、市役所で働きたい前向きな理由を考えました。
あとは公務員試験での面接で大事なのは、「笑顔でハキハキと話せるか」だと思うので、鏡に向かって表情の練習。
そうして面接対策を行って本番を迎えました。
本番の面接では、やはり想定していたような質問がありました。
- どうして国家公務員から市役所?
- どうしてうちの自治体?
- 国家公務員としての業務内容はどんな感じ?
- 国家公務員の経験をどう生かせると思う?
- 国家公務員が激務だから辞めたいんじゃないの?
- 市役所は直接住民と接する仕事だけど大丈夫?
- 希望している部署は今の国家公務員の仕事と全然違うけど、どうして?
- 国家公務員にはどうしてなりたかったの?
こんな感じでした。
意識していたのは、「プライドが高そうと思われないようにする」ということでした。
国家公務員の方が上とか、市役所の仕事が楽だと思ってるんじゃないか、とか思われないように、謙虚謙虚の姿勢で試験に臨みました。
実際働いてみて、国家公務員と地方公務員どっちが楽ということは、その人の性格によるものだと思います。
どっちも経験した立場として、また国家公務員と市役所職員の仕事についてまとめたいと思います。