ダイエットは体重より体脂肪率が大切
日頃私はパーソナルトレーナーとして、お客様の減量をメインにサポートしています。
その中で、多くの方が体重ばかりを気にしていて、とりあえず体重を落とせばダイエット成功と思っていることに、危機感を感じます。とても心配です。
間違ったダイエットをすると、リバウンドどころか、前より悪い身体の状態になる、実際にそうなってから私のジムに通ってくれているお客様もいます。
少しでも多くの人が健康で生活できるように、今日はそのことについて書いてみます。
食事制限だけで痩せると筋肉が落ちやすい
よくダイエットしようと、
- サラダと豆腐だけの食事にする
- 野菜だけをひたすら食べる
- 置き換えダイエット
- 気合いでほぼ絶食
なんて方がいます。
消費カロリーに対して、摂取カロリーを抑えているので体重は落ちると思います。
ただ、ここで気になるのが身体の中の何が落ちているのでしょうか。
もし仮に食事制限で、1ヶ月で6キロ痩せたとして、このうち3キロの脂肪と3キロの筋肉が落ちたとしたら、体脂肪率は全く変わらないです。
ダイエット成功と思って、食事を元に戻したら3キロ分の筋肉が落ちた状態で生活することになります。
筋肉が減ると基礎代謝が下がって、太りやすい身体になります。
つまり、もしダイエットで筋肉が落ちていたとしたら太りやすい身体をつくっただけになってしまいます。
逆に、筋肉を増やす・筋肉量をキープできている状態で体脂肪だけを落とせれば、基礎代謝を下げることなくダイエットができます。
これが理想的なダイエットです。
実際、男性と女性で同じ身長と体重の人を比較すると、男性の方がスリムに見える気がしませんか?
これは、男性の方が一般的には体脂肪率が低く筋肉量が多いためです。
これは男性と男性、女性と女性を比べても同じです。
筋肉量が多く体脂肪率が少ない人は、同じ体重だったとしても痩せて引き締まって見えます。
体重にこだわりがある人もいるかもしれませんが、大人になってから人に体重を聞かれることは多くないと思います。
体重より見た目が痩せて見える方が良くないでしょうか?
筋肉と脂肪の体積差
「脂肪と筋肉の大きさ比較イメージモデル(1kg)」
— 株式会社いわさき_食品サンプル (@IWASAKI_SAMPLE) October 31, 2017
これを見ると同じ体重でも、太って見える人とスレンダーな人があることがよーく理解できます( ;∀;)
詳しくは↓https://t.co/IrLmTftTGT#食品サンプル #株式会社いわさき #脂肪 #筋肉 pic.twitter.com/QUjSkC6ytV
筋肉は30代以降何もしないと1年で1%ずつ落ちていく
筋肉の話を補足すると、私たちの身体の筋肉は30代以降は1年で1%ずつ落ちていくと言われています。
私もこれを初めて聞いた時はショックでした。
また、私たち女性は特に、男性よりも筋肉がつきにくく脂肪がつきやすい身体になっています。
女性ホルモンの関係です。
「適切に筋トレを継続してやっと筋肉を維持できる」くらいに考えた方がいいと思います。
筋肉を維持する努力をせずに生活を続けていると、特に食事を変えていないのに年々体重が増えていく、という悲しい状況になってしまいます。
(1年で1キロ、10年で気づいたら10キロ、ということも少なくないです。徐々にだと本当に怖いです。)
知らず知らずのうちに、身体の筋肉量が減っていて基礎代謝が下がっていっているのです。
筋トレをしつつ食事制限するのがベスト
身体を動かすのが好きではない、なかなか時間がないなど、皆さん状況は様々だと思いますが、
健康的なダイエットは、「筋トレをしながら食事制限をする」ことがベストです。
有酸素運動は効果があるか、どんな食事がいいか、筋トレはどんなのがおすすめか、などについても今後書いてみたいと思います。
間違ったダイエットでさらに痩せにくい身体になっているお客様が多く、せっかくブログを始めたのだからこういったことを書いてみようと思い、書いてみました。
ブログでは伝わりにくいこともあると思いますが、今後も少しずつ書いてみたいです。
どなたかの参考になれば幸いです。